2018-01-01から1年間の記事一覧

弓と阿波

最近残念ながら弓に触れる時間が少なくなっている。 毎週引いていたときは練習機会は週数回であったとしても弓のことは毎日考えていた。 しかしそれが全く途絶したとき、非常に残念なことに毎日弓のことを考えている自分がいる。 弓道は極めて限定的で定式化…

野球的雑感2

来季のジャイアンツに宮本和知が入閣するらしい。 安倍改造内閣に片山さつきを入れるくらい不安なことだ。 一体に、野球の来季人事は政治的な要素が多い。 組閣というくらいだから、野球に関しても論功行賞や信賞必罰、縁故が働くことは間違いないのだろう。…

弓の都々逸

誰が言ったか知らないが三大稽古の弓修行、 見取り稽古に数稽古、工夫稽古は最後の砦。 数稽古なら馬鹿でもできる、見取り稽古は赤子でも。 工夫するには頭を使う、使う頭を間違えりゃ、道と称する下手修行。 結婚詐欺では女が泣くが、自分を騙して泣くのは…

野球的雑感

中日の浅尾が引退するらしい。 本当に悔いがない、というヘッドラインでYahooニュースに出ていたが、 その表現にどこか落合の酷使に対する(記者側の)恨み節が感じられて何となく嫌な気分になった。 最後の登板になった先日の巨人戦をたまたま見る機会があ…

手の内

松井秀喜はMLBに移籍した当初、外角の変化球に苦戦した。 外に広いといわれるストライクゾーンとも相まって、日本の投手には見られなかったクセ球に翻弄されていたといわれる。 「それは魔法のような言葉だった」と後に述懐するのは、監督であったヤンキース…

弓に関するエッセイ

よく出入りする弓道場での話。 その場所は、誰でも自由に出入りができる公共の場では「珍しく」オープンな道場であった。 来る人来る人が黙々と自分の弓を引いている。 「公共の」というのは本来出入りがしづらい場である。 よそ者の弓道家が足を踏み入れる…

雑感

ずっと以前から不思議に思っていることがあった。 今日も弓の話である。 もっと引きなさい、会をもて、という人が三人か四人ほどいる。 ところが全員自分が言うことを自分で出来ていない。 奥ゆかしい指導者とは、他人にのたまうことは自身が出来ていると思…

youtubeと弓

最近、弓の世界でも動画のネット配信に難癖がつけられたらしい。 今日も弓の話である。 通達によると、被写体(射手)の同意なきものに関しては配慮(今風に言うと忖度)をなさい、ということが書いてあるそうだ。 私はまったくもって同意である。 矢をぽと…

弓射と酒

高校生の頃、出入りの道場で酔客が珍しくなかった。 今日も弓の話である。 公共の弓道場で、一升瓶を持って弓を引いていた面白いおじいさんがいたものである。 酔って若造に講釈を垂れていたのとは違う。 自分の弓を淡々と追求していたのが心に残る。 さなが…