2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Masachi Osawa と Keishi Saeki

京大で佐伯啓思と大澤真幸に会う。 院の面接においてですが。 当代一流の学者ふたりと二言三言交わしただけで、満足。 次元の違いを周囲に思い知らしめるには十分すぎるほど博識。 話に出てくる学者が広範囲。 大澤真幸は田村正和似。

無邪気な哲学者

アキレスと亀を上手に説明するにはどうしたらよいだろう。 もしも中学生かその年回りの子どもに説明するとすれば、 これは大変に骨の折れる話である。 形而上学、アリストテレス、論理学、命題、そういったこととは全く接触をもたない、 いわば哲学的に無垢…

レヴィナスなら顔、 大澤真幸なら手、 ゲーテなら色彩、 しかし匂いを哲学的に研究した人はゐるのだろうか。 多くの場合、記憶や詩的なものに関連付けられて論じられる「匂い」というもの。 いってみればそれはあくまでも彩りの一つでしかなく、 色ではあれ…

Holbein in England

マニエリスム、とは? の問いを明確化するために ホルバイン展のカタログを購入する。 約700円なり。 なかなか面白い。

アマゾン

最近はamazon.com(日本のアマゾンにあらず)で本を漁るのが余暇の過ごし方である。 海外から洋書をとり寄せる方が日本国内で購入するよりも安く済むことがあるからだ。 試しにGREAT BOOKS OF THE WESTERN WORLDの旧版中古本を注文する。 送料は10$。 USPSで…

散文

ヘルダーリンがその後半生を著しく精神を病んで過ごした一方で、 詩を読めばヘルダーリンの倍に病んでいると思わざる負えないボードレールが、死の一年前くらいまでそこそこ健全に人生を過ごせたのは不思議である。 なぜだろう。 ヘルダーリン全集が欲しい。…

達筆 2

悪筆や達筆などで封書の宛名が判読できないときは、 送り主に連絡するそうです。 出典:近所の郵便局のおねえさん 合理的、あまりにも合理的な

シンボル

カッシーラー的な意味でのシンボルの彼方に、 つまりあらゆるもののうわべを超えた先にある真の実像を、 ほんとうに見定めることが可能なのだろうか。 表象から女を女と判断している時点で、それは真に女ではなく、 あるいはそれが実は女装した男であっても…

達筆

諸橋轍次の直筆書簡を見た。 達筆で読めない。 達筆なのと、字が汚いのは区別がつくのに、 達筆すぎて判読できないのはくやしいではないか。 ところで、達筆や悪筆で住所が特定できない場合、郵便局ではどうしているのだろう。 判読の専門家がいるものなのか…

生もの 2

最近の小生の文章には、それほど悪くないものがわずかにある。 次の日の無添加食品のように、昨日は健全にみえた代物が今日には腐っている、 ということばかりではないようだ。 だからといって文章に食品添加物が入っているわけではないよ。 パンが添加物に…