#小説

メキシコ

よく行くバーに可愛いバーテンさんがいる。 茶色に染めた短髪、背は170センチ弱あって大きめな瞳が小顔におさまる26歳。 「こないだ東京に行く途中に高速道路でホテルメキシコっていう看板見かけて、 サボテンとかソンブレロ(つばの広い帽子)とか置いて…

イラ……っと

先週辺りから骨がみしみし言ってる。 中学生の頃に成長痛で経験した骨のきしみに似てる。 体中あついし、ほてってる。 なんとなくエロス。 おそらく原因は運動のしすぎと食べ過ぎによる。 一週間にがちで五〇〇射するのと、一週間にスタ丼を三度食べるのせい…

なんとなく書いてみる

プロコフィエフのソナタを聞くと、天蓋のない原色の世界で、 彷徨するような奇妙な感覚をおぼえる。 何ら形而上学を旅する感性をもたない卑小な身にありながら、遠い世界のどこかに、 これに類似する地平があることをおぼろげに信じている。 ただひらすら想…

現代版ドンキホーテ

ヒロシの彼女が連れ去られたと聞いて、Aが彼の家に駆けつけたときにはヒロシは台所の隅にうずくまってしくしくと泣いていた。 「彼女が連れ去られたって、いったいどこへ?」 ヒロシは顔ばかりはいやにデカく脂ぎっているのに、おんなおんなしい男で、この…

日本文学の先生

今年度から日本文学の授業を大学でとっているのだが、その先生のことが好きでたまらない。 好きになったのは性愛や恋愛の対象としてみているからではなく、その先生がかもし出すほんわかとしてオーラがこの数年授業中に寝たことがなかった私をうとうととさせ…

嗚呼、我が懐かしの大東亜受験戦争 (第4話涙の近視編)

注:この話はPacific Warとは関係ないからね(・∀・) コーヒーの飲みすぎで幻覚が見えたのか はす迎えに座っている子が 昔付き合っていた彼女に見えて仕方がない (((( ;゚д゚)))アワワワワ 私:いや、そんなことない。Calm down, myself. 落ち着いてよく見るんだ( @Д…

嗚呼、我が懐かしの大東亜受験戦争 (第3話悪夢のコーヒー編)

注:この話はPacific Warとは関係ないからね(・∀・) それは2003年の1月も終わりに近づいていた頃 いつものように図書館に行って勉強しようとすると 無情かな、その日は休館日(゚Д゚ ) しかたなく近くにあったミスドで勉強をすることにした コーヒー屋やファ…