ニュース小咄-英語教員はTOEIC受験を 和歌山の公立中学・高校-

NHKニュースより転載

英語教員はTOEIC受験を 和歌山の公立中学・高校

 和歌山県教育委員会は、英語の教員の指導力を高めるため、公立の中学校と高校で英語を担当するすべての教員に国際的な検定試験、「TOEIC」を受験するよう求める全国でも珍しい取り組みを始めることになりました。

この取り組みは、和歌山県教育委員会が教員の指導力を高めようと始めます。

公立の中学校と高校で英語を教える合わせておよそ300人の教員全員に対し、国際的な英語検定試験、「TOEIC」をこの春からの4年の間に1回、受験するよう求めるということです。受験料は和歌山県が負担し、英語力を高めるための研修も行うということです。
 県教育委員会によりますと、和歌山県は英検=実用英語技能検定で準1級程度の英語力を持つ教員の割合が全国平均を大きく下回り、教員のレベルアップが課題となっています。
 英語を担当する教員全員がTOEICを受験する取り組みは全国でも珍しいということで、県教育委員会は、「児童や生徒の学力アップには教員の努力が不可欠で、指導力を高めるためのきっかけにしてほしい」としています。

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英語教師会議にて

英語教師A おい、俺たち教員がTOEICのテスト受けなきゃいけないらしいぞ
英語教師B そうか…われわれはもう定年だというのにな
A 生の英語なんて、高校生の時のラジオ英会話以来さ
B ああ、だから俺はネイティブ講師が来た時になるべく近寄らないようにしているよ
A そう、ボロが出るのが怖くてな…ハハハ
B さてそろそろ会議の時間だが…
英語教師C お疲れ様です!おそくなりました
A おう若者はいいね
B そう茶化すなよ
C 失礼しました。先生方はTOEICの件、お聞きになりましたか?
A ああ全く、困ったもんだよ
C この春からの四年間に一回受験ですよ。僕も勉強し直さないとな!
A なんだ四年も猶予があるのか。その間にわれわれは定年だぞ
C その場合は任意受験になるそうです
B これが最後の団塊への温情処置というやつかね。まてよ…でもこれでは
A なんだ?
B それでは教育委員会が本気で水準をあげようという気がないんじゃ…?