おじの病
おじさんが胃がんで胃の三分の二を切除したと母から連絡があった。
ブログには楽しいことばかり書きたいが現実はそうもいかない。
おれも胃酸を抑える薬を服用しているから無縁ではないし、
看護師をやっている母はうちはがん家系ではないと信じていたからなおさらショックだと思う。
近年がんは不治の病というわけではないから、死を間近に思うというのは大げさかも知れないが、
それがどんなに些細なことであっても医者にかかるというのは過大なストレスになる。
俺が病気をしたとき、
夜中寝床に就きながらいつまでも変わらない天井を眺めていて、
まどろんだ半覚醒の心に死の恐怖が入りこむことがよくあった。
その恐さはリアルに病気を経験した人しか分からないと思う。
人間それでも生きていかなければならないし、
まっ俺の場合女に捨てられたぼろぼろのなか病気をした当時のことが今の人生に活きていると思うし、
そうやって人間の人間らしさは深まっていくのだろう。
つまるところ強くなるって弱さの映し鏡であるとおもう。
感動して泣くことはあるけど、本当に悲しくって絶望に泣くことはそうそうない。
今日は素直に泣きたいと思う。
合掌。
(注:おじは死んでません、むしろピンピンしているそうです)