ブランク

弓を再開して気がついたら二年間が経っていた。

もうそんなになるんだね。

高校を卒業するときに買ったグラス弓がまったく引けなくてびっくりしたのも過去の話。

近所の山の中でヤブ蚊にさされながら素引きしていたのが懐かしい。

うーむ、いまそんなガッツない気がする。

筋力も的中も回復して今は百倍ましになったけど、再開したての頃の四苦八苦する楽しさが遠くなった。

どうしようか、また弓やめて定年してから再開するかな。

そんなことを考えていると去年買った弓が一生引けなくなる気がするから、

間断なくやらんといかんのが弓の恐いところである。

こんど遠的の大会に出場することになったが、本番までまるで練習する時間がない。

昨年夏以来のとおまとが試合であるのもちょっと不安だが、多分そうなりそう。

遠的矢もないので近的用のなかでも軽い矢をチョイス。

弓はなるべく強めを使う予定。

射手の手の内の不正により、空筈に近い感触が発生しそうである。

しかしそれでもやってみようというワクワク感がある。