腕立て伏せ

ひさしぶりに森茂夫六分五厘を引いた。

竹弓には竹矢が断然相性がいい。

それでも狙ったところになかなか中らない。

夜間でよく見えなかったが、四射目ぐらいが九時に的中したがどうも斜めに矢が飛んで行っている。

案の定、次の射では九時に抜けた。

弱い弓だと二本とも失中していたと思われる。

外れる前にあたってよかったねという感じ。

久しぶりに引いて体力がついていかないのかどうも狙いを付けるときに籐が震えて見える。

そのうちだんだん的三時のあたりに中るようになって、

とうとう、その後前に抜けるようになった

(のは射手の手の内の不正が原因である。)

矢取に行くと、矢が軒並斜めに刺さっていたから山なりに飛んでいた証拠である。

弦音も、ぽん、という微妙な高音で、ごろろん、という雷のような音が出ない。

腕立て伏せでもやろうか。

しかし会にきたときの、はまった感覚はこのくらいの弓力じゃないと感じられない。

この感触から、どんどん弓を押してくのが楽しい

のだが胴造りが崩れてるのか、どうにも押しきれない。

今週はもうちょっと練習してみよう。