雑記

この前の練習。

いつものように一〇〇射しようと思ったら下ガケが湿る湿る。

さいきん買った肥後蘇山を試し引きしたらこれがまたてんで中らない。

全部矢が三時方向に抜けるから、

合成弓って意外に手の内の融通効かない!(気のせい?)

もう押せない、蘇山ちゃん、俺もうお腹いっぱい、よし、いくわー

って臨界点まで来ても、ばちょん!、ぽす…、と矢勢悪し

ねえ知ってた?、実は中りも矢息も良かったのよわたし、というツンデレぶりを見せてくれ。

引き分けて弓と会話。

ひねったら後ろ行く、手の内ゆるかったら前抜ける、

真っ直ぐだよ。真っ直ぐ引くからね、、、

ずばん!

一グロ的中。

そう!いいよ、その調子!

物足りないくらいシンプルに引かないと言うこと聞いてくれないサイボーグ少女。

そんな蘇山ちゃんはとっても原理主義的。

いらんことするとぽぽぽぽーんと抜く。




そういや、この間の練習には名古屋出身の竹林射手のおとうさんが来ていた。

「むかしは名古屋には市営の道場は二つしかなかったんだ、

でも何代か前の会長さんが市の土木課の課長さんでね。

いまでは道場一〇軒もあるんだよ、

貸し切り合宿するにも名古屋だったら一日五〇〇〇円もかからんしね、ふふん。」

有力者がいたんですな、なんともうらやましい限り。




練習時間の最後の方にきていた印西のおじいちゃんの弓は肥後三郎。

糸巻き藤巻きで弓のそこここに直しが。年季の入りようから初代だと思う。

遠的矢のごとく細く絞った矢を伸びのある線で飛ばす。

切り下ろしが某氏にそっくり。

いいかい、君、的は射位から見てまん丸にみえなきゃ。

的を五度寝かすのは違和感だよ、と。




何日か前には、道場に七分五厘を持ってきてた人がいた。

七分五厘ってこんなごっつい?

どうみても堂射用の太さ。

打ち立てほやほやで曰く五〇キロあるらしく、本当に三人張りの旧幕的な裏反り。

旦那さま、そりゃ寸弓じゃござんせんか…?

弦張りした強弓はいつばつんといくか分からない爆弾さながら。

そうした規格外の弓人も巷間少ないように思えて、なぜか川崎大師にはよく集まってたな。

アマの全国大会ね。





ここ一ヶ月の練習総括

一五〇〇射(たぶん)

九〇〇中(くらい)

感じとしてはそのくらいだったと思う

さいきん弓・かけ・矢、刷新したのに出だしからつまずく。

一五〇〇引いて道具に慣れなかったらもうあかん、

でも最近は弓フレンドが急激に増えたからうれしい。

名古屋のおっちゃん、印西のおじいちゃん、ごっつい弓のあの人、

そしてSさん、Tさん、もう一人のTさん、

ふふ。




そろそろとよる梅雨の足音に竹弓の納め時を感じる。

手持ちの合成弓より少し強いの引きたいんだけど、反動きついんだろうか。

っと躊躇しているとそのうち強い弓引けなくなるんじゃなかろうか。

と不安でいっぱいの胸中。

とりあえず弓何張りか欲しい。

近隣の弓具店に飛ぶ鳥を落とす勢いの弓師の三〇キロがおいてあるらしい。

っということは竹でしかも先代の作らしいが、一〇万もしないと聞いてそわそわしてる。

七分越えた弓って普通高いのにね。

うーん、どうしよう。