週末の50射会
今週末に50射会がある。
どうしよう、いまの的中率羽分けなのに、
昨年の優勝が45中。
おいおい現役の大学リーグ選手か、と思いきや練士六段のおじさんだったらしい。
段位がものを語ることもある。
たしか神奈川県連の100射会記録保持者も称号者。
ともに斯界では有名な高段者なのよね。
そこで初段というスモールスケールの俺がなにをせよと。
爆死必定の週末。
弓を引く人によっては段位は中心的であったり周辺的なものであったりする。
体配静謐にして水の流るる弓を引く高段者もいれば、
骨張っていて法外な野良強弓引きというのもいる。
後者のお兄たちに弓を教わったこともあってか、俺の場合あまり昇段に興味がない。
石打の羽に麦粒の箆、矢は弓力の千分一匁、弓は七分の森茂夫、
地を這うストレートボールのような超速の矢飛び、
無段。
まるで、
いつの時代の人やねん!
という無骨で古風な先輩を多く見てきた手前、段々畑に登るのは遠慮すべきことにも思える。
無骨な価値観、というか弓の多様性は、消えつつあると思うけどね。
沈む船に乗り続ける平家の美学も乙なもの。
(ちなみに我が家は橘氏である)
どきまぎしつつ、何気に今週末が楽しみ。