お前の弓は弓やない
おとといのこと、尊敬するY先生に射を酷評される。
とくに手のうち(弓を握る左手)の働きが死んでいるとのこと、
まだ私より的中のでない少年の方が働きを分かっている云々、
右手の親指が下を向いてしまっており離れ方が悪い云々。
「お前の弓は弓やない」
なんでもない先生の言ならまだしも、道場で一番上手な弓引きにいわれればショックである。
自分はこれでも道場では的中率トップ3に入るのである。
先週の無謀な300射を敢行してのち、
Y先生は私にあたりが厳しいながらもアドバイスをしてくれるようになった。
もしかして期待されているのかもしれない。
といって、なにを期待されているのか分からないが。
だが厳しい指摘に、ひたすらくやしいおもいをする。
本日夜になり稽古にむかう。
さんざん批評された左手の働きを意識しながら、弓を引く。
的中すぐれ、矢勢(矢のスピード)が増している。
はっ、
上手にできたときは21キロを引く人より矢のスピードが速い。(小生の弓は19キロである)
コツをつかんだ気がする。
こんなに早くコツをつかんでいいものかと思うくらい、早くも分かった気になる。
もしかしてこれでいいんじゃなかろうか。
つぎにY先生に会うのが楽しみである。
ぎゃふん、といわせてやりたいものである。