冬の朝

ここ数週間で、ストックホルムは急に冷え込んできた

陽は一日に四分ずつ短くなり、真夜中になると息もわずかな白を帯びる

季節は秋を通り越し、急に冬に移ってしまったかのようである

東京で育った私としては、気温計が10℃以下を示せば、それはもう冬なのである


そして寒いのは大嫌いである

冷え込む冬の朝は、布団から出たくない、と考える

このまま寝ていられたら、私はどんなに幸せだろう、と考える

時として、本当に寝てしまって、学校に遅刻することがある

そのときは、なぜか不幸な気分になる