楽しい夜も人種差別

昨日久しぶりにナイトクラブに行ってきた

ラトビアで行った以来だから3週間ぶり

夏休み中に、3週間も夜遊びに行かないのは極めて不健全なことだ


待ち合わせの場所に10時以降に集合したので、エントランス・フリーの場所を探し回る

100クローナ(約1500円)が入場料の相場、学生には高い

そして、やっとのことでストックホルムの南側に適当な場所を発見し、店に入ったのだが

振り向くと友達のインド人の1人が、入り口でセキュリティーに止められている

彼はIDを持っていなかったのだ

しかし私が思うに彼が未成年に見えるから、止められているということも考えられない

しかも私の場合、入り口で「(゚Д゚)ノヘイ!」と言って入れたのだ。

彼が入り口で止められたのはもっと別の理由だろう


私の知り合いが「中東系の人にはスウェーデン人はかなり厳しい」と言っていた

なんでも彼らがスウェーデン人しかいないような町を訪れると

「用事が終わったら早く出てけよ」、というようなことを言われるそうな。

私だって疎外感を感じるときはある

だが彼ら中東人はもっと大きな憎悪と付き合っていかなければならないのだ


昨日はどこに行っても、彼らを歓迎してくれる場所はなかった

他の客の感情を考えて、彼らを追い返したいのが店側の腹の内だろう

やっとのことでナイトクラブに入ったら、始めは4人いたインド人は1人になっていた

他の3人はつまらなそうな顔をして、途中で帰ってしまった


楽しいはずの夜、しかしふと横を見ると、そこにいるはずの友達がいない

そうするとスウェーデンのビールが余計にまずくなる

それは差別という名の味がする





ちなみに私もIDを見せなくてはいけないときがある

もちろんInternational Student Cardなど持ってはいない

私の財布に入っているのは2年前に日本で取った免許証とうちの大学の学生証のみ

それらは日本語である

しかし後はセキュリティーの人にいい訳をすれば、大抵はそれで入れてくれる

例えば:

私:分かってる。あなたがこのカードが何なのかすら理解できないのは、分かってるんだ。
  でも、このクレイジーなカードはちゃんとした免許証で、これは私の国において、
  完璧に私の社会的身分を保証するものなんだ。

と言うと

セキュリティー:(他のセキュリティーに)おい、このカード見ろよ。本当にクレイジーだぜ!!

他のセキュリティー:すげー、全く意味わかんないぜ( ゚Д゚)ポカーン

私:これでいい?

セキュリティー:面白いからいいぜ(#  ̄ー ̄)〇

と言って中に入れてくれる

気さくに話しかけるのがコツ

ちなみに自分がちゃんと日本人であることを言わないとダメ(中国人を嫌う輩は多い)

スウェーデンに来たら是非お試しあれ。