年くう

26歳になったらしい

まったく実感無し

っというかバイトに弓に毎日いそがしい。

たばこを美味しく吸うゆとりもない

ゆとり世代のくせに

最近試合でぼろ負けがつづいて心が折れそうになる

ほんと弓やめようかと思うと案外うまく引けたりする

これはゆとり世代だけの現象でないから困ったものである、

そういうのも面白さのうちに勘定して「弓」というのだからたちが悪い

バスに揺られつつ読書、出社、そうしてバイト終わりに矢数ばかりかける毎日

はて研究する暇がないのだがどうしたものか

そっちのほうは小康状態である。





さいきんずいぶん中島敦を読んでいる

一時期、悟浄出世が大好きだったけど、いま読むと大して響いてこない

西遊記の登場人物の一人(一匹?)である妖怪がぐじぐじ煩悶を繰り返す話である。

その内省が意外に青少年の心理を突いていておもしろかった

しかしあの時の慰めのような共感も今はさほど見いだせない

きっとそれは年をくったからからなのだろう

バスの中でふとそう思った今日が、

誕生日であることもなんとなく巡り逢わせのような気もする