試射
在京中。
森の弓を試射する。
強い
30射引いて弓にふり回される。
あたらーん
若干弓もおれも疲れてきたところで、
素直に矢が出るようになる。
したり。
強い弓は引けるようにしか引けないわな。
そりゃそうだ。
小細工する余裕も馬鹿力もないし。
力みも消え、
その後20射14中。
よしとしよう。
ところで平日は過疎っている道場だが、
今日はおっさんが一人稽古していた。
「ずいぶん強い弓引いてるねー、
18キロくらい?」
とからんでくる。
わざとかましてんのか?
俺の矢飛びがそんなに遅かったか?
18じゃなくて28キロだぜ
「えー、じゃあ早気にならないよう気をつけないとね」
そのおっさんは15キロくらいの吟萃を引いていた。
口割りに持ってくるまで後生大事に弓を引く。
だが矢がほほに付いた
その瞬間
ぽーん
ぺしゃ(矢が落ちる音)
おっさん、自分のことを第一に考えていいぞ…
ファックオフ
明日はがんがん引くぞー