コーヒーミル
手挽きのコーヒー豆は、電動で砕いた場合とどう違うか。 それは香りのよさである。 手動のミルは、豆を粉砕したならばすぐにそれを下のトレイへと落としていく。 ミルにかけるのは一瞬なのである。 しかし電動の場合は、同じミキサーの上で延々と豆を細かくしていくのだ。 それによってコーヒーの芳香が失われるのも道理である。 写真はカリタ製のミル。 赤いペンキで塗られた表面はどことなくレトロである。 ずっしりとした胴体に据え付けられた鉄製の大車輪は、からからと快い音色を出す。 いつものようにフリーマーケットで購入した。 交渉をがんばり、価格は1800円なり。 わたしは今はこれで手挽きのコーヒーを存分に賞味している。