それはこの間スーパーに行ったときのこと

私が卵を選んでいると、隣にイスラム系のおばちゃんが来て卵を取ろうとしている

どうもダンボールの底にある卵パックに手が届かない様子で、代わりに取ってあげた

おばちゃん:あらまあ、ありがとう。

私:どう致しまして



そしておばちゃんは隣にある卵パックと見比べた

おばちゃん:この卵20個入で30クローナ(約450円)だけど、こっちは10個で20クローナ

私:たぶん10個入りの方が質が良いのかもしれないけど、20個まとめて買ったほうがお得ですわな

おばちゃん:いや、でもチョイ待ってや。10個入りはHigh Qualityなんやろ

今思い出すと、なぜか私の頭の中では、このおばちゃんは関西弁を話している



私:質は良いかもね

おばちゃん:やろ。Ecologicalとも書いてあるから、環境に良いのかも知れへん

私:いやでも、何だかんだ言って20個がお得ですよ。私もこっち買う予定だし

店員でもないのに、なぜか20個入りの卵を勧める



おばちゃん:そっか、そうなや。折角お兄ちゃんが卵取ってくれたから、20個のほうにするわ。
      ありがとさん。飴ちゃんあげるな(とは言っていない)

私:That's my pleasure.(「どう致しまして」のキザな言い方)



……………

そしてお会計を済ませるため、レジに行く。安いスーパーなので、これまた列が長い

よく見ると、さっきのおばちゃんが隣のレジに並んでいるではないか

なんとなく彼女の買い物カゴを見てみる

あれ?








私(の心):おばちゃん、カゴに10個入りの卵入れてんじゃん Σ(゚Д゚)ガーン

彼女の卵はいつの間にか20から10に入れ替わっていた…

あんなに力説した私はなんだったのだろう。そんな殺生な(´・ω:;.:...














教訓:もう、卵なんて見たくないぜ…