ほっぽうりょうど

家庭教師をしていたときのこと。

日本の北方領土の漁業権はどうなっているのか、じょうずに説明できない。

私自身興味があることなのだが、どうやって調べたらよいものか。

去年は、その北方領土で日本の漁船がロシアの銃撃を受けた事件があったが、

あれはどうもカニをとっていたのがいけなかったらしいね。

日露間では漁業協定が結ばれていて、一定の魚種については漁が認められている。

これには漁獲量の制限がつく。

しかしカニは取っていい種類の海産物ではなかった。

ここからは想像だが、あの海域で漁をする漁船は、ほとんどがカニ目当てのものだった。

ロシア側もそれを十分承知で警戒を強めるが、日本側の密漁船は後を経たない。

そして業を煮やしたロシアはついに発砲してしまった。






しかし漁業協定といえど、その詳細はいまいち分からず。

そういうことは、もちろん高校受験には出てこないが、知っていると小話の良種になるのである。

だれか、いい詳説本を知らないものか。