ダウト、Doubt、だうと━━━━━！！

ダウトというカードゲームをご存知だろうか
１～１３まで順々にカードを伏せて山積みにしていき
最初に全ての手札を使いきった者の勝ちだ

しかし自分の番が来たときに手元にそのカードがあるとは限らない
例えば、６を持っていなくても「これは６だ」といって
クイーンを出したりしなければならない

そう、このゲームはいかに上手く嘘をつけるかが、
勝負の鍵となる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そして今晩のこと

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　同じ寮に住んでいるフランス人が問うてきた

フ：ヘイ！トランプやらないか！！
私：いいねえ！！やろう

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　フランス人は「コルシカの戦い」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　という格好良い名前のゲームを教えてくれた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんとなく「スピード」に似ている

そして

フ：なにか日本のトランプゲームを教えてくれよ！
私：いいぜ！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ノリの良いフランス人
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一度テーブルに着くと話は止まらない

私：じゃあ「ダウト」をしよう
フ：なにそれ？(,, ﾟ×ﾟ)

一通りルールを説明した後
他の二人のフランス人も入れて
早速やってみる

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　しかし、これが間違えだった…

さっそくゲームを始めてみるが…

フランス人１：ダウト━━━━⊂(ﾟДﾟ⊂⌒｀つ≡≡≡━━━━!!！
フランス人２：そいつは４じゃないだろ(#ﾟДﾟ)
フランス人３：それ、嘘！！(　ﾟДﾟ)ｙ－~~
私：す、進まない…（;´Д｀）

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　右も左もダウト、だうと
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いくらこのゲームが時間を要するとしても
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時刻は既に午前０時半
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　早くも三十分が経過していた
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一人のフランス人が４を全て持ち、そこでせき止めてしまう
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　っていうか、あんた等「ダウトッー！！」言い過ぎ！

一時間後

皆： (;´Д｀)ﾊｧﾊｧﾌﾝﾌﾝｿｳｿｳ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　みな、もうすでに虫の息
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　「ダウト！」の声も弱くなりだした

それから、更にしばらくして

フランス人３：あがったー━━━━(ﾟ∀ﾟ)━━━━!!

数秒の間隔を置き

他：（n‘∀‘)ηヤッホーーーｰ！！！！！！！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　途端に真夜中の部屋は歓喜に包まれる
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　一分前まで嘘を付き合っていた皆はガッチリ握手を交わし
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　解放感に酔いしれた

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　なんだろう、この描写できない満足感は
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ここまでお腹一杯になるダウトが、今だかつてあっただろうか
　　　

　　　

　
しかし

私：やった！やったよー　よくぞ、あがってくれた！！
　　あれ、あ…( ; ﾟДﾟ)
　　でも明日俺課題あるんだった…　ﾟДﾟ

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　時計を見ると時刻は午前二時だった…

私：なんでカードゲームに二時間以上使ってしまったんだorz

教訓：
フランス人と「ダウト」はするな(ﾟДﾟ )
本当に終わらないから