イースターエッグの秘密

それは昨日のこと…
明日までに課題を終わらせなければいけない私は、自室の机にへばりついていた
そして半分狂気に満ちた目でパソコンをにらみつけて、文章を打つ

しかし…
私:何かこの部屋臭いぞ?
気が付くと部屋中に、大根おろしが腐ったようなにおいが充満している
私:何なんだいったい?
臭くて課題に集中できないではないか
仕方なく匂いの元を探ることにした


そして元凶は机の引き出しの中にいた
それは先月、ドイツ人の友達がくれたイースターエッグだった
この間落として割ってしまったまま、引き出しに入れておいたのを忘れていた
これがその写真

ひび割れとります

てっきり中身は綺麗に取り出されていると思ったが、違うらしい
いつの間にか発酵していたようで、耐え難き毒香を放っている
っというか臭い、本当に臭い

私:じゃput awayする(捨てる)方向で

しかしその前に折角なので分解してみることにした

これが解体後の写真
中身そのまま…

これは茹でた後にコーティングしたのだろうか
まさに、ゆで卵そのもの

しかし

この匂いを皆さんに伝えたい
どのくらい臭いか伝えたい

例えるなら
田舎から上京してきた若者が東京の水の不味さに衝撃を受け
「こだな都会のマズイ水飲めないべ」と言って里にとんぼ返りする
のと同じレベル

私:ごめんよ折角もらったのに
形だけの挨拶を済ませ、
結局その卵は私の意志に従い無残にもゴミ箱へ吸い込まれていく…

そして…
私:しまった?!こんなことに一時間も費やしてしまった!!
  しかも全然課題進んでないし…orz
時刻は朝の3時
空が白んでおりました



課題は中途半端な出来のまま提出されてしまった
おそらくぎりぎり及第点がもらえるかどうか…

私:くそ、全てはあの卵のせいで…なんてこった!
と八つ当たりしても後の祭りであった




教訓:イースターエッグは割るべからず
   さもなくば、その悪意に満ちた臭気が、最大の障壁たらしめるものとなる